更新日:2020年9月13日
本は読みたいけど、目が疲れているとか、手が離せないとかありますよね?
そんなときは、気軽に本を聴ける機能が、スマホにはあります。
読み上げ機能のレビューは、後半で書いています。レビューから読みたい場合は、こちらからどうぞ。
今回は、『キンドル』『楽天Kobo』をiPhoneで、2アクションで読み上げ機能を立ち上げる設定、アンドロイドの設定、実際に使ってみた感想などを紹介します。
- iPhoneの設定方法
- アンドロイド(Android)の設定方法(紹介)
- 『キンドル』と『楽天Kobo』の操作画面の表示
- キンドル(Kindle)本を買う前に、登録情報を確認するのをおすすめ
- 実際に試してみた
- 音声読み上げが向いている人
- 最後に
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iPhoneの設定方法
『キンドル』『楽天Kobo』のアプリに本がすでに入っている前提からの設定です。
iPhoneでは、画面読み上げ機能(VoiceOver)という便利な機能があります。この画面読み上げ機能(VoiceOver)を使って、音声を聴くことができます。
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基本設定:音声の読み上げの設定
「設定」
「設定」を押す
「一般」
「一般」を押す
「アクセシビリティ」
「アクセシビリティ」を押す
「スピーチ」
「スピーチ」を押す
「画面の読み上げ」
「画面の読み上げ」を押す
ここで、「声」と「読み上げ速度」の設定ができます。
「読み上げ速度」は、後からでも出来ます。
基本設定:『キンドル』『楽天Kobo』の聴き方
ここまでの設定でも、『キンドル』『楽天Kobo』の読み上げができます。
ここまでの設定で読み上げを行う場合は、『キンドル』 または『楽天Kobo』を立ち上げます。
本文が出たら、2本指スワイプ(2本指で、上から下になぞる)を行います。
すると、下の画面のような操作ボタンが出ます。
出所:青空文庫(以下、iPhone画面内の文章の出所は青空文庫です)
「うさぎ」「かめ」 は、速さ調節ができます。
「うさぎ」押すと速く、
「かめ」を押すと遅く
なります。
好きな速度に、調節することができます。
「<」は、操作画面が畳まれて小さく
「✕」は、操作画面が閉じます。
応用設定:2本指スワイプ以外の「画面の読み上げ」機能を2アクションで呼び出す設定
『基本設定』だけでも聴くことが出来ますが、
- 2本指スワイプが面倒
- 画面の反応が悪い
- 2アクションで呼び出したい
などの人向けの設定になります。
「カスタム」または「ジェスチャー」に登録する方法です。
『基本設定』を行ってからの設定になります。
「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」
少し下の方にあります。
→「AssistiveTouch」をオン
→「最上位メニューをカスタマイズ」を押す
「カスタム」または「ジェスチャー」
「カスタム」または「ジェスチャー」のどちらかを押す
「画面の読み上げ」
一番下の「画面の読み上げ」を押す
右上の「完了」を押す
「カスタム」または「ジェスチャー」画面になるので、
左上の「< AssistiveTouch」を押す
「シングルタップ」
「シングルタップ」を押す
「メニューを開く」
「メニューを開く」を押す
これで、設定は終了です。
実際に設定された方は、お疲れさまでした。^^
あとは、普通に聴いてみましょう。
応用設定:『キンドル』『楽天Kobo』の聴き方
『キンドル』または『楽天Kobo』の本文画面を開く
↓
赤枠の中のボタンを押す
↓
「画面の読み上げ」を押す
↓
操作ボタンが出る
あとは、普通に聴けます。
アンドロイド(Android)の設定方法(紹介)
アンドロイド(Android)の記事からの設定
ミニマリスト のび太 さん(石黒敬太 さん)が、Androidの設定を記事にしています。
石黒さん、ご協力ありがとうございます。^^
アンドロイドのTalkBack(読み上げ機能)を使った音声読み上げ方法の記事です。↓
アンドロイド(Android)の動画からの設定
同じく石黒さんが動画でも、設定方法を紹介しています。
アンドロイドのTalkBack(読み上げ機能)を使った音声読み上げ方法の動画です。↓
キンドル(Kindle)音声読み上げアプリ(音読朗読)が秀逸【Androidアンドロイドやり方】
ミニマリスト のび太 さん(石黒敬太 さん)が、Kindle本を出版されました。
このKindle本は、「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。」となっていましたが、音声読み上げできました。↓
『キンドル』と『楽天Kobo』の操作画面の表示
『キンドル』の場合
『キンドル』の場合は、『Kindle』と表示されます。
『楽天Kobo』の場合
『楽天Kobo』の場合は、『楽天Kobo』と表示されます。
iPhoneの機能なので、表示だけが違うだけですね。
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キンドル(Kindle)本を買う前に、登録情報を確認するのをおすすめ
読み上げ機能で使う予定でキンドルを買う場合は、登録情報を確認するのをおすすめします。
『楽天Kobo』の場合は、テキスト読み上げ機能の情報は見たことがありません。
スマホだと「登録情報」が表示されない ので、スマホの場合はPC版かPCで確認することになります。
テキスト読み上げ機能が「有効」になっている本でないと、読み上げ機能が使えません。 → 読み上げ機能が、使える本もありました。
「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能):有効になっていません。」となっていても、読み上げ機能が使える本もあります。
Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)は、目安
本の紹介の下の方に、登録情報があります。
Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効
になっているものは、テキスト読み上げ機能で、読み上げができます。
「有効になっていません。」となっているものは、テキスト読み上げ機能が使えません。 → 読み上げ機能が、使える本もありました。
「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能):有効になっていません。」となっていても、読み上げ機能が使える本もあります。
タブレット推奨本は、テキスト読み上げ機能は使えない
タブレット推奨本かどうかを確認するには、一番上にある概要のところに、
※この商品は固定レイアウトで作成されており,タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また,文字列のハイライトや検索,辞書の参照,引用などの機能が使用できません。
と書いてあります。
Kindle本は、タブレット向けの本が増えてきています。
タブレット向けのKindle本は、画像になっているので、読み上げ機能も使えません。読み上げ機能に「画像」とつぶやかれ、音声は終了してしまいます。
ハイライト、検索機能なども使えないので、Kindle機能を活用している人には、不便なKindle本となります。
タブレット向けのKindle本を買ったことがありますが、使いづらいので紙の本で買いなおそうと思っています。
実際に試してみた
私は本は読むのですが、本を聴くというイメージが正直わきませんでした。
本を聴くのをいろんな人に薦められていたのですが、どういう場面で聴けばいいのか考えてみました。
まずは、2本指スワイプで読み上げ機能を立ち上げてみました。端末の感度が悪いのか20回ぐらい操作しないと立ち上がりませんでした。Kindle本を聴く以前に、あまりにも面倒なので挫折しかけました。;;
もっと楽にKindle本を聴く操作はないかと思って、読み上げ機能を登録してからは、2アクションで読み上げ機能を立ち上げられるようになりました。2アクションで読み上げ機能が立ち上げられるので、無事に試すことができました。
読み上げに、向いていないと思った本
- 図、写真が多いもの
- 難しい本
- マンガ
は、絵や図、写真が多いと「画像です」と言って次の読み上げに入る本があります。
文章の本は、本によっては画像があると音声が止まってしまいました。
反応は本によって、違うようです。
難しい本は、知らない言葉が多いせいか内容が全く入ってきません。活字で読むか音声と一緒に読んだ方が良いと思いました。
マンガは、画像になっているようなので認識できないです。
出所:ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
漫画は「読み上げ可能な内容が画面に見つかりませんでした」と表示されました。
読み上げに、向いていると思った本
- 図が少ない文章本
- 自己啓発本
- エッセイなどの軽い内容の本
- 一回読んだことのある本
- 英語の本
日本語の本を聴いていて、英語が出てくると突然声が変わるので「急に誰?」という感じになります。
自己啓発本は、前向きな内容が多いので寝る前とかに良さそうです。
他の本は、私の場合はエッセイや一回読んだことのある本は聴きやすいかなという感じでした。
英語の場合は活字を読みながら音声を聴くと、分かりづらい英語の音声も聴きやすくて良い感じでした。
読み上げで、気になったところ
- ページが変わるところ
- 画像が入るページ
- 数字、縦書き英語(全角)、英語、漢字
ページが変わると、一瞬間が空きます。 止まったのかな?と思いましたが、しばらくすると普通に読み上げが始まります。読み上げに慣れてくると、ページが変わったのだなと分かるようになります。
画像が入るところは、本によっては、「画像」という本もありましたが、本によって読み上げが止まってしまうものもありました。
数字は10だったら、「イチ」、「ゼロ」みたいな読み方です。長い数字だと分かりにくいです。
英語は全角の場合は一文字ずつ読むので、「ティーオーディーオー」と言いだし、何のことかと思ったら「to do」 のことでした。
英語になると、別人の声が聴こえてきます。
漢字も苦手なものがあるようで、変な読み方のときがあります。
慣れてくると何を言っているのかが分かるようになりますが、気になる場合は、「設定」の「スピーチ」のところに「読み方」があるので、登録ができます。
『Kindle』『楽天Kobo』の読み上げの違い
iPhoneの機能を使っているので、差は特に感じませんでした。
本の作りによって、変わってきます。
こんな場面で聴いてみた
私はだいたい何かをやっているので、どこで聴くのかというのを考えたところ、
- ランチ
- 電車の移動時間の眠いとき
- 移動時間
が、一番聴きやすいかなと思って試してみました。
10分以上の時間があるときに聴くのが良いと思いました。
ランチ
ごはんを食べるときに、聴いてみました。
私は食べてる間は何もしていないので、これが一番良かったです。
最初は聴くのに集中力がある程度いるのでは?と思っていましたが、慣れてくるとラジオのように普通に聴けるようになりました。
いまでは、楽しく聴いています。
電車の移動時間の眠いとき
電車では電車の走る音なども聞こえるので、本を聴くのは問題ありませんが、場所によってボリュームを変えたくなります。
本体で、ボリュームを変えるのは面倒です。
ノイズキャンセリングイヤフォンで、ボリューム調整ができるものがあると便利だと思いました。
移動時間
ヘッドフォンの準備に手間取るので、まだ試していません。
試したら、追加します。
声は変えられます
声はiPhoneに元から入っている声、気に入った声がない場合はダウンロードから選べます。
私はSiri(男女)を設定しました。
男性の本は男性で、女性の本は女性の声にして聴いています。
音声読み上げが向いている人
- 目が疲れているので、使いたくない
- 本を読みたいけど、疲れている
- 洗い物などで動けないけど、本は読みたい
- 眠いけど、暇である
- 外国語の勉強を効率よくしたい
- 自己啓発をしたい
- 車の運転時
- 移動しないスポーツ
など
テレワークなどにあると便利なヘッドセットにつなぐときに、音声マイクがない場合のアダプターケーブルについても書いています。↓
www.hayaokibitonamuu-review.com
ヘッドセットの記事も書いています。↓
www.hayaokibitonamuu-review.com
MP3プレーヤーで、ダイレクト録音タイプ、乾電池式タイプ等の記事を書いています。↓
www.hayaokibitonamuu-review.com
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最後に
私の使い方はランチの時が、一番向いていました。
英語の勉強したい人などにも、おすすめです。
『Kindle』は英語の無料本が結構あるので、音声聴きながら活字を読むことができます。
『Kindle』『楽天Kobo』は、無料期間や無料キャンペーンでダウンロードできる本があります。
青空文庫などの名作もダウンロードできるので、結構楽しめます。
使ったことない場合は、まずは無料本で試してみてはどうでしょうか。
『楽天Kobo』は端末持っていましたがアプリで充分なので、売ってしまいました。
アプリで聴けるので、良かったです。